したら / すれば / すると / するなら
いずれも条件を表しますが、条件の種類によって使うものが変わります。
「したら」「すれば」「すると」は意味が似ています。いずれも仮定条件と確定条件の両方で使えます。
仮定条件とは、その時点で成立していない条件であり、確定条件とは、その時点で成立している条件です。
例
次のテストで良い点を取ったら買ってあげる。(仮定条件)
これだけ点を取ったら、優勝は間違いないだろう。(確定条件)
条件と結果の必然性によって3つを使い分けます。
たとえば、「AするとB」という場合、BのためにはAが必要という意味になります。
しかし、「AしたらB」の場合は、BのためにAは必ずしも必要ありません。
「すれば」はその中間です。
例
優勝したら、旅行しよう。(旅行のために優勝は必ずしも必要ではない)
優勝すると賞状がもらえる。(賞状をもらうためには優勝が必要)
↑accidentally
したら
すれば
すると
↓necessarily
「するなら」は、仮定条件でしか使えません。また、「するなら」は結果が意志、判断、命令などに限られます。
例
遅刻するなら、連絡を入れなさい。