『坂の上の雲』(さかのうえのくも)は、司馬遼太郎の歴史小説。明治維新を成功させて近代国家として歩み出し、日露戦争勝利に至るまでの勃興期の明治日本を描く。
『産経新聞』夕刊紙上で、1968年(昭和43年)4月から1972年(昭和47年)8月にかけて連載された。
2009年11月29日から2011年12月25日まで足掛け3年に亘ってNHKによって特別番組の形式でテレビドラマ化にされていた(3部あり)。
感想
神剧不解释。
本剧1号主人公「秋山真之」就是日俄战争日本海海战中联合舰队发给大本营电报中那句著名的话「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」(今日天晴波浪高)的原作者(其当时身份是联合舰队参谋),本剧中也出现了这个桥段。PS. 联合舰队打出的Z字旗其事先约定的旗语「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」(皇国兴废在此一战,诸君当愈益奋勵努力)也是出自他的手笔。
「秋山真之」还起草了著名的「聯合艦隊解散之辞」(日俄战争胜利后在联合舰队解散仪式上由東郷平八郎宣读的致辞。因其文笔隽永,情意深切而广受好评,时任美国总统西奥多·罗斯福将全文翻译成英文,作为西点军校教材之一)。
冒頭ののナレーション
ドラマ冒頭ののナレーション 。語り:渡辺謙。
すごく感動的な話です。
完全版(第1話)
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」冒頭
まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。
小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。
産業といえば農業しかなく、人材といえば三百年のあいだ読書階級であった旧士族しかなかった。
明治維新によって日本人は初めて近代的な「国家」というものをもった。
たれもが「国民」になった。
不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者として、その新鮮さに昂揚した。
この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。
社会のどういう階層の、どういう家の子でも、ある一定の資格をとるために必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも、官吏にも、教師にも、軍人にも、成り得た。
この時代の明るさは、こういう楽天主義(らくてんしゅぎ、オプティミズム)から来ている。
今から思えば、実に滑稽なことに、コメと絹の他に主要産業のない国家の連中は、ヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。陸軍も同様である。 財政の成り立つはずがない。
が、ともかくも近代国家を作り上げようというのは、元々維新成立の大目的であったし、維新後の新国民の少年のような希望であった。
この物語は、その小さな国がヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシアと対決し、どのように振舞ったかという物語である。主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれない。が、ともかく我々は三人の人物の跡を追わねばならない。
四国は、伊予松山に三人の男がいた。この古い城下町に生まれた秋山真之は、日露戦争が起こるに当って、勝利は不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、それを実施した。その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵といわれるコサック師団を破るという奇跡を遂げた。もう一人は、俳句短歌といった日本の古い短詩形に新風を入れて、 その中興の祖となった俳人・正岡子規である。
彼らは明治という時代人の体質で、前をのみを見つめながら歩く。
上って行く坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみを見つめて、坂を上っていくであろう。
通常版(第2話以下)
まことに小さな国が開化期を迎えようとしている。
──四国は伊予松山に、三人の男がいた。
このふるい城下町にうまれた秋山真之は、日露戦争がおこるにあたって勝利は不可能に近いといわれたバルチック艦隊をほろぼすにいたる作戦をたて、それを実施した。
その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵といわれるコサック師団を破るという奇蹟を遂げた。
もう一人は、俳句、短歌といった日本の古い短詩型に新風を入れてその中興の祖となった俳人、正岡子規である。
彼らは明治という時代人の体質で前をのみみつめながら歩く。
のぼっていく坂の上の青い天にもし一だの白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼっていくであろう。
ちなみに
ガイドブックによると、この渡辺謙のナレーションは、毎回同じ文章ですが、毎回録り直しているそうですよ。
サブタイトル
- 少年の国
- 青雲
- 国家鳴動
- 日清戦争
- 留学生
- 日英同盟
- 子規、逝く
- 日露開戦
- 広瀬、死す
- 旅順総攻撃
- 二〇三高地
- 敵艦見ゆ
- 日本海海戦 (終)
あらすじ
物語の舞台となるのは明治時代。明治維新を経た日本は「近代国家」として歩き出し、日本人は藩の「領民」から「国民」となった。そして1868年を物語の始まりとし、四国は、伊予松山藩出身の三人の男を主人公とし、物語は進む。
主人公となるのは、日露戦争において、世界最強と言われたロシア帝国海軍のバルチック艦隊を壊滅する作戦を立て、日本海軍の名将と謳われた秋山真之。そして、真之の兄であり、日露戦争において、史上最強の騎兵と言われたロシア陸軍のコサック師団を撃破した日本陸軍の騎兵の父、秋山好古。そして、俳句や短歌といった現代につながる日本文学の中興の祖となった俳人、正岡子規である。
そして彼らの青春時代や壮年時代、子規の死を経て、物語は日露戦争へと突き進む。
なお、原作においては文庫版全八巻のうち第三巻の半ば(国交断絶、宣戦布告)から第八巻(秋山兄弟の死)に至るまで五巻にわたって児玉・東郷・乃木を三名を中心とした日露戦争および大日本帝国陸軍・海軍のことを述べており、日露戦争の代表的小説と呼んでも過言ではない。
なお、ドラマ版では同じ著者、司馬遼太郎の「殉死」を採用しているシーンもある。