この人痴漢です!

この人痴漢です!

この人痴漢です!
とは、通勤電車路線バス内で女性が唱えるだけで対象男性一人を社会から抹殺することが出来、その上現金も手に入れることが出来る「魔法の呪文」である。

「この人痴漢です!」(这个人是痴汉!)是在电车或地铁等环境下女性常用的一句台词,常常和「痴漢冤罪」联系在一起。

概要

女性だけが男性に対し使用可能な黒魔法(魔術師オーフェン的には白魔法)。
気に食わない男性を消したい場合や、お金が欲しい時に使用される。

援助交際万引きより格段に低いリスクで高額の戦果を挙げられることから、女子中学生女子高校生が特によく使用している。

また、特定の地位の人を消す目的で、個人または組織が女性に使用を依頼するケースもある。
公にされていないが、大手製造メーカーがライバル会社の重要な開発担当者を(社会的に)抹殺する目的や、
CIAが日本の重要人物を(社会的に)抹殺する目的で使用を依頼しているともされる。
無罪が証明できたとしても通勤時間帯の人々には「痴漢です!」で連れ出された男としてしか認識されないので、その時間帯の電車に乗りづらくなり、
更には勤務先で噂になってしまうこともある。 

具体的な使用例

パターン①
電車の中で携帯電話で話をしていたら、知らない男性に注意された。
逆ギレした女子高生は「この人痴漢です!」と唱え、その男性に魔法をかけた。
効果は抜群で、男性は無事(社会的に)抹殺されたという。(※実話)

パターン②
お金が欲しい。でもバイトするのは面倒だし、援助交際で処女を失うのも嫌ということで使用したのがこの魔法。
電車の中で男性に向かって唱えるだけで10万円、JRからも1万円を手に入れられる。

パターン③
痴漢が許せないというほとばしる正義感に従い、とりあえず男性に使用する。

パターン④
会社の上司が気に食わないので、出会い系サイトを使い、上司に対して魔法を使用するよう女性に依頼する。

特殊パターン
気に入らない女にトラウマを植え付けるため出会い系サイトなどに女性の名で「痴漢プレイしたいです」などと書き込む。

魔法実戦例

※2人以上で実行するのが鉄則。

①電車内でターゲットを見定める。

②女性の方から寄りかかり、相手の手を自分の体に無理やり触れさせる。
この手順は省いても構わないが、これを行う事で魔法の成功率は飛躍的に高くなる。
なぜならば、ターゲットの指紋が自分の衣服に付着する為、ターゲットは完全に不利になるからである。
ただしこれは高等テクニックであり、初心者にとって相手の手を自分の体に無理やり触れさせるのは少々難しい。
ここで極めて自然にさりげなく触れさせるのがプロのワザである。

③男性の手を掴んで、「この人痴漢です!」と呪文を叫ぶ。
タイミングによっては成功率が変動する。

④すかさず、もう一人が「私、見てました!」と加勢する。

⑤ターゲットを駅に降ろす。もし仮にここで目撃者がいても、多くはそのまま電車で去ったり駅を降りて目的地に向かうだろう。
こうなるとますますターゲットは不利である。
ちなみにこの段階では基本的に私人逮捕(一般人による現行犯逮捕。常人逮捕と呼ぶこともある。)である。

⑥理想的な流れではターゲットを駅事務室に連れて行くことで、相手は自然と現行犯逮捕に同意したことになる。
哀れな対象者が辿るその後の運命は……。

参考

単に触られたと言えば迷惑防止条例違反が適用されるが、
下着の中に手を入れられたとまで言えば警察屋さんが強制わいせつとしてありがたく処理してくれる。
ただし、②の触れさせることがより難しい場所であり、ハイリスクハイリターンな追加詠唱である。

失敗時

魔法をレジスト(抵抗)された場合は誠実に謝罪をすることで、ターゲットの方も文句を言いづらくなる。
相手からは本当に痴漢にあったのかは分からないし、さっさと解放されたいなどの心理も働いている。
何よりも痴漢犯罪の立件は被害者の証言に頼っている部分が多いことが大きいので相手の反撃は難しい。
魔術師ならばほとんど無いと思われるが、犯行時に隣に居た男の指紋などがついていたとすれば…後は臨場感のある供述や演技次第でもはや完璧である。

当然だが、ここで小ばかにした態度を取ったりすると相手の反撃を喰らいやすくなるのは言うまでもない。
それどころか検察や裁判所などからも疑いの目を向けられて余計に敵を作ることも言うまでもない。
また、嘘がバレると途端に不利になることも言うまでもない。

魔法使用後

まんまとはした金をせしめ、人間1人を奈落の底に叩き落とした後は、何事もなかったかのように振る舞いましょう。

また、何度も魔法を使った場合は怪しまれる恐れが高まります。

例え掛けた相手が同級生や同僚、恩師でも情けを掛けてはいけません。これも掛けた本人の為です。
少年法なんか気にしてはいけません。(ぴー)に送り込んでやりましょう。

全てを失った相手は何をしでかすかわかりません。(ぴー)されても全ては必然です。来世でまた同じことをして(ぴー)されましょう。
実際に(ぴー)された例もある模様。

また、相手がしっかりと立ち回って逆に訴えられ、自分のその後の人生に響いても自業自得です。
訴えられなくても悪意があることがバレれば停学処分をはじめとした制裁手段はごろごろ転がっているので諦めましょう。
金の巻き上げに抵抗して裁判に持ち込まれた結果、「見てました」の人とグルであることがばれた魔術師もいます。

男性側の正攻法による事後対応策

魔術師の気まぐれや私欲で人生を台無しにされるという、かけられた男性にとっては理不尽極まりないこの魔法であるが、
2017年現在、この魔法に対する効果的な防御策は見つかっていない。

正攻法で最も大切な事後対策は⑥に至る前の段階で弁護士を呼ぶことだと思われる。
絶対に事務所には行かず、連行されかけても「任意同行ですよね?」と聞くこと。任意なのに無理に連行したら不当連行である。
ただ無理に抵抗すると傷害罪とかのコンボに繋がりかねないので、「不当連行だッ!!」と騒ぎ立てながら連れ込まれるのが精いっぱいの恐れもある。
ちなみに「電話するな」とか高圧的に言われても、ここでどうにか弁護士や友人に代わりに弁護士を呼んでもらうことが重要。
この策の場合は身元を明らかにし(証明出来なければ知人のことを知らせる)、逃走もしようとしないことが大切…だと思われる。
こうすることで私人逮捕されても現行犯逮捕は防ぐことができる。
私人逮捕後は端的に言うと警察か検察に引き渡さなければならないため、
現行犯逮捕出来ない状況では容疑者だからと言って無理やり抑えつけたり無理やり連行すると違法逮捕になりうる。(つまり、善意で取り押さえようとする人も注意が必要)
あと日本の美徳意識から無条件に謝罪しそうだが、この場合は『犯行を認めたことになりかねない』のでNG。ちゃんと否定だけはしておきましょう*1。

気が動転した状態で頭が回る筈もないし、何よりも弁護士は専門家である。素人の生兵法より遥かに頼りになるはず。
ここまで出来れば次の手はTVでよくみる「よく分からないので、弁護士と相談してから話します。」でも良いだろう。
もちろん犯人ではあり得ない証言が出来れば良いのだが…魔法使用者の精度が高い場合は期待薄。
他には周囲に助けを呼びかけてみましょう。この魔法をかけられては恥も外聞も知ったこっちゃありません。運が良ければ助かります。
ちなみに弁護士を呼ぶことで後の拘留防止や不起訴を目指すなど、被害をなるべく軽減するための対策が取りやすくなる。

もしかすると手慣れた感じがして余計に怪しまれるかもしれないが、男性側だって必死で当然である。

ただこれらも当の弁護士達が語っていることで、一応正論でもあるのだが、弁護士だって人間なので朝や深夜時間帯は対応時間外の場合が多い。
最近痴漢冤罪保険(通称)なるものまで誕生したが、これは正しくは保険ではなく、事故被害の弁護士費用の負担保険の特典である。
そしてこの特典は一回限りの無料コールサービス且つ初動の負担を保証するのみで、被疑者になった場合は別途かかることになるので勘違いしないように注意。
おかしい保険というわけではないのだが、内容はよく見よう。

ちなみに「冤罪なら悠然と振る舞い、名刺などの連絡先を渡してその場を立ち去れば良い」と言う弁護士も居る。
本当に痴漢なら逃がしてはいけないわけだし、立ち去りが逃亡と見なされると普通に現行犯逮捕可能となり、連行や無理やり取り押さえられる可能性もある。どうしろと。
ただし、成功する場合はこれが最大限効果のある正攻法らしい。弁護士とか呼ぶ必要もないし負担も楽。
……後から「あなたがやはり犯人です」とか言われて逮捕されると証人集めが一層難しくなるので厳しいところだが。

捕まった後について

「無実なんだから潔白を堂々と主張したらいい」と思われる方もいるかもしれないが、仮に刑事裁判になった際、男性が無罪となる確率は極めて低い。
推定無罪の原則が無視される傾向があり、男性側が無実だという証拠を出さなければいけない。端的に言うと「悪魔の証明」を強いられるわけである。
これは前述の被害者の証言に頼っている部分が多いためである。
実は痴漢以外にも証言が頼りになることが多い事件では、同様に推定無罪の原則が無視されがちなのでこの魔法の亜種にも注意が必要である。*2
痴漢冤罪は仕立て上げるハードルが低く知名度も高いために、現代日本における魔女裁判(+無罪でも社会的に死ぬ場合が多い)の代表例だと言える。

更に警察・検察・裁判所の三者全てがこのような傾向であることも珍しくない。
検察が協力的でなければ証拠集めどころではないし、裁判所が偏っていたらまず無理ゲーである。
そんな時は余程腕の良い弁護士でも厳しいかもしれないし…こんな状況では男性も冷静に判断することなど叶わないだろう。

更に言うなら被害者の証言に頼っている部分が多いため、警察や検察がちゃんと物的証拠を調べてくれるかはやや疑問である。
これは警察・検察と被害者側視点で考えれば分かると思うが、痴漢被害に遭ったと言う女性の衣服を調べるということは被害者の傷を広げかねないというわけである。
もちろん容疑者側が直接調べられるものではないので、そこらは彼らに頑張ってもらわなければならない(この際、自分の方から口にしないと仮に調べていても提出してくれないかもしれない)。
痴漢冤罪という言葉は広まったため、昔よりは物的証拠を調査してくれたり、②さえされていなければ証拠として採用されやすいとは思われる。…が、楽観視は禁物。

何よりも「手から繊維が検出されなかったのに触っていないとは言い切れない」ということから有罪になった例をはじめとして、
「原告の供述は臨場感がある」「〇〇歳の少女が嘘をつくはずがない」(これは亜種である『この人強姦(以下略)』)などの冤罪なら理不尽な判決は枚挙に暇がない。
仮に取り締まりのプレッシャーに負けたり、会社にさっさと戻りたいので嘘の自白なんてしてしまった日にはもはや絶望しか残っていない。
…ないのだが、本当に冤罪ならそこからでも頑張って主張しましょう……。

更に警察の留置・検察の拘留を始めとして時間がかかるので、
留置と拘留期間(最大28日間)を耐え家族から信用され解雇されなかったとしても、周囲からの信用はガタ落ちである。
最終的に無罪であることを証明できたとしてもその前に会社を解雇されたり、家族から縁を切られたりと、取り返しのつかない事態に陥ってしまうことが多々あるだろう。
残念ながら痴漢犯罪報道などを見た場合、余程の事が無い限りは多くの人が「この人痴漢かー…」と思ってしまう。

更に更に冤罪を主張し続けると、最初は報道されなかったとしてもいずれ報道される確率が高まっていく。
もちろん『実名報道』される可能性も高い。

ちなみに報道されないかもしれない場合も、留置・拘留によって結局「あっ…(察し)」となることは免れない。
そして疑われた時点で懲戒解雇の影がちらつく…性犯罪等を疑われた人物を在籍させておくだけでも企業にダメージがあるためである。
心優しい人なら分からないかもしれないが、多くの人が報道を見て「容疑者を懲戒解雇or懲戒免職しないの?庇い過ぎでしょ。」などと気軽に思うことの延長線である。
そして懲戒解雇になれば大抵は退職金が出ず、再就職も非常に困難なものとなる。

仮にその後裁判になって無罪を勝ち取っても、前述の通り失った信頼は簡単には取り戻せない。
もちろんその間に引っ越しを余儀なくされるし、既婚者の場合普通は離婚することになる。
それどころか親族までもが巻き込まれてクビになったり、辞職に追い込まれたりするケースすらも珍しくない。

こういうことを嫌って罰金を払うことで前科として済ませるケースも多い模様。
ちなみに悪質性が無いと判断されれば社会に公表されることも少ない……と思われるがどうだろうか…楽観視は出来ない。
前科は普段は影響ないはずだが、何らかの拍子で刑事事件に関わった場合は当然影響がある。
再犯扱いになるとまず間違いなく実名報道され、更に様々な点で大幅不利になることは疑いようがない。
更に何よりも犯罪を認めたことになるので、前科が周囲にバレた時はまず間違いなく犯罪者扱いである。

俗に凶悪犯罪と呼ばれるものと比べれば刑法上は扱いが重くはないと言っても良いかもしれないが(※決して軽くありません)、
そしてこういった性的犯罪のイメージは刑罰以上に非常に社会からの印象が悪いので、非常に生きづらくなるが頑張って生きよう。

最終的にはただの冤罪どころか魔法行使がバレたとしても、被害に見合った反撃は望めません。
もちろん魔法行使側にとっては非常に痛い反撃が出来たりはしますが、明らかに釣り合わないことでしょう。

その他の防御策など

両手を組んで壁にもたれる
壁にもたれながら寝る
両手で吊り革を保持。
片手に吊り革を保持、もう片手に携帯等を保持する
両手で携帯ゲームに興じる

などなど、自ら両手を塞ぐことで「痴漢しようにもできない」と周囲に示しておけば、多少は魔法の標的にされることはなくなる。
ただし手以外(なんと鞄までも)が触れただけで痴漢扱いした例もあり、気休め程度にしかならないのが現状である。
なにせ裁判沙汰にならなくても、その場で真犯人を取り押さえでもしない限りはダメージがあるのだから…。(※そして魔術師の場合は真犯人など居ない)

根本的な対策は魔術師に近付かないというものであり、通勤ラッシュ等の混み合う時間帯を避けるだけでも魔法を食らうことは激減する。
…とは言え、これが出来るのなら最初から世話はない。
また、満員電車ほどでなくともある程度密集している場合は、十分魔法行使が可能になるので注意。

もしも魔法を使用された場合、

全力で逃走する
ウホッな人種を演じる、または極めてニッチな性癖本を鞄から取り出す

程度の対策はあるものの、後者を選択した場合は別の意味で抹殺される可能性のリスクを考えておくべきだろう。
というかそれで誤魔化そうとしているだろうと判断されたら余計に心証が悪くなるので、
一般人ならまだしも警察が関係してきたり訴えられたときはやめたほうがいい。
まあガチならばそれに言及するのを止めはしない。

前者は前者で捕まったら確実に有罪になる。
やましいことがないなら堂々としていろということだろう…例え無実でも魔術師が有罪にしようとしてくるから逃げるわけだが。
そのため、とある弁護士(※複数)は魔法をかけられたらどうしようもないから逃げ切れとまでアドバイスしている。
ちなみにこの場合、正義感の強い人などに取り押さえられ逃げ切れなければまず有罪、仮に無罪ですんでも社会的に抹消されているかの二択という恐怖。
しかも、逃げ出した時点で目立つので報道されやすい(しかも全国レベルで)というリスクもある。
ちなみにこの際、電車の運行妨害・ぶつかることによる傷害罪・轢かれる・高所からの転落・高圧電線への接触などの危険性やら罪状が増えるリスクなどもある……。
更に普通の人は「やったから逃げた」「無罪なら何で逃げるの?」としか思わないので、確実に社会からの心象も悪くなる。詰んでいるね。

ちなみに、男の娘専門雑誌である「わぁい!」を証拠として出したというとあるスレでは、友人のフォローがあったからか冤罪を免れたという書き込みがあった。
「目撃者や協力者を募る」というのも痴漢冤罪を防止するために有効な手段であるため、
目撃者として協力してくれやすい友人・知人となるべく一緒に電車に乗るというのも有効な対策であると思われる。

痴漢防止も目的に入れて女性専用車両を作ったのだから、痴漢冤罪防止のためにも男性専用車両も作ってくれ、という声も主に男性から上がっているが、
鉄道会社はそれらの声に対してこぞって黙殺を決め込んでおり、少なくともしばらくは男性専用車両の導入は絶望的といえる。
もっとも男性専用車両が出来ても痴漢冤罪危険地帯で人が入りきるとは思えず…実際のところは現実的な対策にはならないだろう。

念のために言及しておくが、ドライビングレコーダーや防犯カメラから着想を得て、カメラを隠し持って無実を証明しようと備えることは論外である。
意図しなくても間違いなく盗撮に繋がるし、盗撮マニアだとも思われる。
弁明しても無意味だろうし、仮に自分の腕だけが映る様に頑張っていても無理だろう。

だが、確実に魔法を回避する方法もなくはない。

そんな魔術師が生息している電車や路線バスに最初から乗らなけりゃ良いのである。要は車か自転車か徒歩でいけという話。
なに、車が買えない?家や職場に駐輪場・駐車場がない?そもそも年齢的に免許が取れない?知らん、そんな事は俺の管轄外だ。

ただ、電車をまったく利用していなかった男性がいきなり痴漢容疑で逮捕されるという事例*3も起こっており、
この方法を採用し、実行しても、確実に回避できるというわけでもなくなってきている。
なん…だと……?

逆に痴漢にあったのに冤罪ではないかと疑われたケースもあり、必ずしも男性側だけの問題ではない。
また、本当に痴漢されたものの勘違いで別の人を捕まえてしまった場合、どのような結果になっても両者共に非常にやりきれない。
ちなみに、一度冤罪をかけたことが判明した女は実際に痴漢されても信用されなくなるが、全く同情できない。

反撃について

多少は前述しているが、魔術師側にもリスクが全くないわけではない。

真偽は不明だが、冤罪をかけた男性がかなり喧嘩っ早い性格だったのが仇となってしまい、
冤罪をかけられてカッとなった男性に顔を何度も殴打され整形手術が必要な程の怪我を負わされてしまったというようなケースの書き込みもそれなりにある。
当然だが、この魔法も低確率ながら魔術師が物理的な意味で悲惨な目に遭ってしまう事だってあり得るということ。

とは言え、男性側にとってもこれは社会道徳などからやってはいけない行為である。
刑罰だけで見ても痴漢冤罪に加えて、暴行罪、または傷害罪が確実に加えられ、より大変なことになる。
どうせ逮捕されるなら冤罪をかけてきた相手に痛い目を見せてやりたい、という気持ちはわからないではないが、絶対にやってはいけない。

また、刑事裁判になった時は無罪ならば多少対抗措置もあるものの、
有罪になった場合は、恐らく法的に正当な反撃は不可能ではないかと思われる。

冤罪で全てを失った挙句、服役で時間まで奪われてしまった男性が復讐鬼となり、魔術師にお礼参りに行く可能性は残念ながら否定できない。
もちろん法治国家である以上私的な復讐は認められておらず、復讐しようとしていることを知れば周囲の人間も止めようとすると思うが、
復讐を決意するまでに追い詰められた男性が、今更そんな常識や周囲の声で止まることはまずないだろう。そんな男性が魔術師を見つけようものなら、何をするかは火を見るより明らかである。

たとえ軽い気持ちでやろうが、お金が必要という理由でやろうが、他人の人生を台無しにするのは変わらない。
その復讐で自分の人生を台無しにされても、命を奪われても、自業自得という他ない。
たかが痴漢冤罪で、と思うかもしれないが、私的な復讐である以上、どんな復讐が正当かを決めるのは被害者本人で加害者ではないのだ。
もしも使おうか迷っている魔術師見習いがここを見ているなら言っておくが、この魔法を使ってはならない。

余談

ドラマ化
無罪の男性が女性の気まぐれと勘違いで痴漢扱いされて人生を失ってしまった実話がドラマ化された。
無罪の男性は貴重な時間、仕事、家族などを失ってしまった。
女性はそんな感じがしたけど実際には触られていないとの理由で痴漢扱いしたようだ…

新型痴漢(新手痴漢)
少し前述しているが、荷物が当たる、接触しない程度に接近、近くの吊り革を持つ(※善意で詰めて乗る時は非常に危険)、鼻呼吸(匂いを嗅ぐ)、口呼吸、見る、目を閉じる(不審に見える&不愉快)...etc
これらも痴漢扱いされることがある。何を馬鹿な…と思うかもしれないが、TVで報道され話題になる程度にはガチである。
流石に魔法の成功率は落ちると思われるが、こういう情報を見かけて魔法行使される恐れも十分にある。
繰り返しになるがもはや運と言う他ないだろう。

秋元康作詞のおニャン子クラブの楽曲「おっとCHIKAN!」
これは、電車で乗り合わせた気に入らない男に対して、
「この人はCHIKAN!」とまさにこの記事の呪文を大声で唱え、
ストレス解消をしよう、という痴漢冤罪を推奨するかのような歌詞となっている。
ジーザス!!

この人追記・修正します!

私、見てました!


Last update: 2018-06-10 12:54:44 UTC