すり‐あし【▼摺り足】🔗⭐🔉振
すり‐あし【▼摺り足】
〘名〙 足の裏で地面・畳などをするようにして静かに歩くこと。また、その歩き方。
すり‐あわ・せる【▼摺り合わせる】━アハセル🔗⭐🔉振
すり‐あわ・せる【▼摺り合わせる】━アハセル
〘他下一〙 いくつかの案や意見などを突き合わせて調整する。
「両者の見解を━必要がある」
[名]すり合わせ
関連語
大分類‖考える‖かんがえる
中分類‖比較‖ひかく
すり‐きり【擦り切り・▼摺り切り】🔗⭐🔉振
すり‐きり【擦り切り・▼摺り切り】
〘名〙 粉や粒状のものを量るとき、盛り上がった部分を取り去って容器の縁と同じ高さにならすこと。また、その状態。
「スプーン━一杯の砂糖」
すり‐き・る【▽摩り切る・▼摺り切る】🔗⭐🔉振
すり‐き・る【▽摩り切る・▼摺り切る】
〘他五〙
❶ こすって切る。
「やすりで鎖を━」
❷ 財産・金銭などを使い果たす。無一文になる。
「身代しんだいを━」
すり‐き・れる【擦り切れる(▽摩り切れる・▼摺り切れる)】🔗⭐🔉振
すり‐き・れる【擦り切れる(▽摩り切れる・▼摺り切れる)】
〘自下一〙 物と物とが何度もこすれ合って切れる。
「ズボンのすそが━」
[文]すりき・る(下二)
関連語
大分類‖減る‖へる
中分類‖消耗‖しょうもう
すりこ‐ぎ【▼擂り粉木(▼摺り子木)】🔗⭐🔉振
すりこ‐ぎ【▼擂り粉木(▼摺り子木)】
〘名〙 すり鉢に入れたものをすりつぶすのに使う、先の丸い棒。れんぎ。すりぎ。あたりぎ。
「━で腹を切る(=不可能なことのたとえ)」
◇サンショウの木が良材とされる。
すり‐ぬ・ける【擦り抜ける・▼摺り抜ける】🔗⭐🔉振
すり‐ぬ・ける【擦り抜ける・▼摺り抜ける】
〘自下一〙
❶ 人ごみや狭い所を他の人や物にふれそうになりながら通り抜ける。
「雑踏を━」
❷ うまくつくろって窮地をのがれる。
「口裏を合わせて追及を━」
関連語
大分類‖移動‖いどう
中分類‖通過‖つうか
すり‐ばち【▼擂り鉢・▼摺り鉢】🔗⭐🔉振
すり‐ばち【▼擂り鉢・▼摺り鉢】
〘名〙 すりこぎで食品をすりつぶすのに用いる鉢。漏斗ろうと状に上が開いた陶器で、内側に縦の刻み目がある。当たり鉢。
すり‐もの【刷り物(▼摺り物)】🔗⭐🔉振
すり‐もの【刷り物(▼摺り物)】
〘名〙 版木を用いてすったもの。また、一般に、印刷したもの。印刷物。
「報告を━にして配る」
す・る【刷る(▼摺る)】🔗⭐🔉振
す・る【刷る(▼摺る)】
〘他五〙
❶ 版木などに墨や絵の具をつけて紙などに当て、こするようにして写し取って、その物を作る。
「版画を━」
「錦絵[浮世絵]を━」
「芋版で年賀状を━」
表記「摺る」とも書くが、今は「刷」でまかなう。
❷ 印刷して、その物を作る。
「謄写版でクラスの文集を━」
「輪転機で新聞を━」
「初版は一万部━」
◆「擦る」「掏る」「剃る」と同語源。
可能刷れる
[名]刷り
す・る【擦る・▽摩る・▽磨る・▼摺る・▼擂る】🔗⭐🔉振
す・る【擦る・▽摩る・▽磨る・▼摺る・▼擂る】
〘他五〙
❶ 〖擦〗ある物に他の物を強くふれあわせて動かす。こすりつける。
「マッチを━」
❷ 〖摺〗手などを前後にこすり合わせる。
「蠅はえが手を━足を━」
❸ 〖摩・磨〗ある物の表面に他の物を押しつけて繰り返し動かす。また、そのようにしてある物を作る。
「硯すずりで墨を摩る」
「ワサビを摩る」
「玉を磨る」
「やすりで磨って仕上げる」
語法「墨をごしごしと摩る/墨を濃く摩る」では、前者は硯に固体の墨をこすりつける意、後者はこすりつけて墨汁を作る意。
表記こする意で「摩」、みがく意で「磨」と使い分けるが、一般にかな書きも多い。書道では「磨」も好まれる。
❹ 〖擂〗すり鉢・石うすなどに入れ、強く押しつけて細かく砕く。
「すり鉢でゴマを━」
「石うすで小麦を細かく━・りつぶす」
「上役にゴマを━(=おもねりへつらう)」
❺ 〖摩〗賭かけ事などで不本意に金を使ってしまう。
「競馬で全財産を━」
可能擦れる
明鏡国語辞典に「摺」で始まるの検索結果 1-11。