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いた・す【致す】🔗🔉

いた・す【致す】 用例引き A 敬語の「致す」 努力を致す所存です㊀④・ほのかな香りが致します・私がご案内いたします㊂① B 古風で尊大な「致す」 何をぐずぐず致しておるか㊀⑤・即刻、参上いたせ㊂② C その他 祖国に思いを致す㊀①・力を致す㊀②・不徳の致すところ㊀③  〘動五〙  ㈠  〘他〙  ❶ 心がそこまで届くようにする。思いやる。 「遠い祖国に思いを━」 「よく心[意]を━・して事に当たるべし」 ◇「至る」の他動詞形で、至らせるの意から。 ❷ できる限りのことをする。尽くす。 「力を━・して勉学に励め」 ❸ 《「…の━ところ」の形で》それが原因となって、ある(よくない)結果を引き起こす。もたらす。招く。 「失敗は私の不徳[不明・浅慮]の━ところです」 ❹ 他動詞「する」の丁重語。相手に対する改まった気持ちを表す。 「いっそうの努力を━所存でございます」 「私がお相手を━・しましょう」 「〔課長に向かって〕部長への報告は私が━・しました」 表現「致す」は相手(=聞き手・読み手)に対する敬語であるため、動作の及ぶ先が、高めるべき人物でない場合に使っても問題ない。「〔社長に向かって〕部下には私から説明を致します」 語法多く下に「ます」をつけて使う。 注意「致される」の形で使うのは誤り。「× 致されました→ なさいました」 ❺ 他動詞「する」の古風で尊大な言い方。 「何をぐずぐず━・しておるか」 「邪魔立てを━でないぞ」 ㈡  〘自〙 自動詞「する」の丁重語。相手(=聞き手・読み手)に対する改まった気持ちを表す。 「ほのかな香りが━・します」 「あと五分も━・しますと大阪に着きます」 ㈢  〘補動〙  ❶ 《「お[ご]…致す」の形で、また、謙譲の意のサ変動詞語幹に付いて》謙譲+丁重 Aに…する、Aの事物を…するという動作について、Aを高めるとともに、相手(=聞き手・読み手)に改まった気持ちを表す。 「〔課長に向かって〕私がA部長をご案内━・します」 相手とAが同一人物であることもある。 「謹んでお受け━・します」 「よろしくお願い━・します」 「早速拝見━・しましょう」 ◇「お[ご]…致す」の「…」には動詞連用形や漢語サ変動詞語幹が入る。→ご(御) 注意 ⑴ →㊀④ ⑵ 「させて下さい」「させていただく」を丁重にいう気持ちで「致させて下さい」「致させていただく」などと使うのは、慣用になじまない。「× 後でご報告致させていただきます」 ❷ 「…する」の古風で尊大な言い方。 「即刻、参上━・せ」 ㈣ 《動詞・形容動詞の連用形、サ変動詞語幹、副詞などに付いて》「…する」の丁重語。相手(=聞き手・読み手)に対する改まった気持ちを表す。 「先日は失礼━・しました」 「本日休業━・します」 「少し静かに━・しましょう」 「さすがに私もびっくり━・しました」 ◆→敬語解説 表記㊂㊃はかな書きも多い。 可能致せる 関連語 大分類‖行う‖おこなう 中分類‖する‖する

明鏡国語辞典 ページ 361 での致す単語。