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あた・る【当たる(中たる)】🔗🔉

あた・る【当たる(中たる)】 ㈠  〘自五〙  ❶ 進んでいくものが他のものに強く接触する。ぶつかる。特に、命中する。 「石が頭に━」 「バットがボールに━」 「雨が顔に━」 「犬も歩けば棒に━」 「銃弾が標的に━」 「━を幸い(=手当たり次第に)投げ飛ばす」 ❷ 動くものが他の物に断続的に触れる。さわる。 「荷物が足に━・って歩きにくい」 「首がカラーに━・って痛い」 ❸ 光・熱・風などの作用や天罰があるものに及ぶ。また、あるものがその作用を受ける。 「この部屋はよく日が━」 「罰ばちが━」 「風に━・って洗濯物が乾く」 「火鉢[直射日光・夜風]に━」 ❹ 敵などに立ち向かう。対抗する。また、物事に対処したり従事したりする。 「一丸となって強敵に━」 「難局[外部との折衝・問題の解決・警備]に━」 ❺ 競技者が、競技の組み合わせに従って対戦する。 「順調に勝ち進めば準決勝でA校と━」 「一回戦から優勝候補同士が━」 ❻ 人に対して怒りやいらだちをぶつける。 「家族[部下]につらく━」 「不機嫌になって━・り散らす」 ❼ 《「〜に━・って」「〜に━・り」の形で、名詞や動詞連体形に付いて》ある事態や場面に臨んで。〜に直面して。〜に際して。 「新年に━・って一言挨拶あいさつする」 「ここを去るに━・って言い残しておきたいことがある」 ❽ あるものや事柄が他の何かに相当する。該当する。 「彼女は私のいとこに━」 「今日は母の命日に━」 「そんな言い方は失礼に━」 「極刑に━罪」 ❾ 《「〜するに(は)━・らない」の形で》〜するに(は)及ばない。〜する必要はない。 「驚くには━・らない」 「遠慮するには━・らない」 ❿ 前もって言った(思った)ことなどが事実と一致する。ぴったり合う。的中する。 「予想がぴたりと━」 「勘[第六感]が━」 「彼の批判は━・っていない」 ⓫ 催しや商売などが成功する。また、物事がよい結果になる。 「芝居[小説]が━」 「商売が━・って巨富を得る」 「今年はメロンが━・った」 ⓬ くじや懸賞などで選ばれる。また、選ばれて賞品などがもらえるようになる。 「宝くじが特等に━」 「懸賞で中国旅行が━」 ⓭ 飲食物・毒・暑さなどによって体がそこなわれる。 「サバに━」 「暑さに━・ってぐったりする」 ⓮ 〔古い言い方で〕果物などが傷む。 「この桃はところどころ━・っている」 ⓯ 《「━・った」「━・っている」の形で》布などがあてがわれたの意。 「つぎの━・った服」 語法「ほころびにつぎを当てる」などと使う他動詞「当てる」の自動詞用法。 ⓠ 《「━・っている」の形で》野球で、打撃が好調である。 「あの打者はこのところよく━・っている」 ⓡ 授業で、教師に指名されて問題を解くなどの仕事を与えられる。当てられる。 「教材の朗読が僕に━・った」 「どうか━・りませんように」 ㈡  〘他五〙  ❶ 不明な点を明らかにしようとして、探りを入れる。また、調べ確かめる。 「その件は当局に━・ってみよう」 「問題の箇所を辞書に━」 「胴回りの寸法を━」 ❷ 「剃る」「擂る」「こする」などの忌み詞ことば。 「ひげ[顔]を━」 「墨を━」 ◇商家などで、「する」が身代をする(=なくす)に通じることを嫌って言ったことから。 ◆㊀⑩⑫⇔外れる 表記命中・的中の意(㊀①⑩)では「中たる」とも。中毒の意(㊀⑬)では多く「中たる」。 可能当たれる [名]当たり 関連語 大分類‖栄える‖さかえる 中分類‖栄える‖さかえる 大分類‖会う‖あう 中分類‖会う‖あう 大分類‖学習‖がくしゅう 中分類‖調べる‖しらべる 大分類‖合う‖あう 中分類‖相応しい‖ふさわしい 大分類‖当たる‖あたる 中分類‖接する‖せっする 大分類‖当たる‖あたる 中分類‖当たる‖あたる 大分類‖妨げる‖さまたげる 中分類‖逆らう‖さからう

明鏡国語辞典 ページ 130 での当たる(中たる)単語。