メドック🔗⭐🔉振
メドック
(めどっく)
M?doc
フランス南西部、ジロンド県にある地域名。ビスケー湾とジロンド川の間の幅平均10キロ、長さ80キロの細長い地帯で、砂礫{されき}質の沖積平野がブドウ栽培に適し、最高の赤ワインを産することで知られる。上メドック、下メドックに分けられ、上メドックが良質のワインを産する。 <青木伸好>
メトディオス🔗⭐🔉振
メトディオス
(めとでぃおす)
Methodios
(815/820―885)ギリシアの聖職者。テサロニケに生まれる。行政官としての才能に恵まれ、軍政官を務めた。だが、信仰心厚く高官の職に満足せず、修道院長となった。863年、ビザンティン皇帝ミカエル3世の命令により、弟コンスタンティノスとともにモラビアに行きキリスト教伝道に従事した。伝道はギリシア語でなくモラビア語で行った。弟はキリル文字(スラブ・アルファベット)を考案し、兄弟協力して典礼書、聖書などをスラブ語に翻訳した。兄弟の伝道活動により、まず、ブルガリア教会が945年国教としての位置を確立した。彼らは絶えずゲルマン系聖職者の妨害を受けたが屈することなく、メトディオスは弟の死(869)後、ローマ教皇からモラビアとパンノニアの大司教に叙任された。→コンスタンティノス <田口貞夫>
日本大百科 ページ 63446。