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フェルグソン石🔗🔉

フェルグソン石 (ふぇるぐそんせき) 放射能鉱物の一つ。花崗{かこう}岩ペグマタイト中に、錐{すい}面と柱面とからなる柱状結晶として産し、普通両者の境が斜めになっているのが特徴の一つ。わが国では、福島県水晶山、茨城県久慈{くじ}郡下大能{しもおおの}、京都府福知山市大呂{おおろ}などのものが有名。β{ベータ}‐フェルグソン石(単斜晶系)とは同質異像関係にあり、その低温型に相当する。閃ウラン鉱を包有することがある。英名はスコットランドの物理学者フェルグソンR. Fergusonにちなむ。→放射能鉱物 <加藤 昭>

フェルスマン🔗🔉

フェルスマン (ふぇるすまん) (1883―1945)ロシアの鉱物学者、地球化学者。ペテルブルグ(サンクト・ペテルブルグ)に生まれる。モスクワ大学を卒業し、2年間の外国留学中、ラクロワやゴルトシュミットに学ぶ。1910年モスクワ大学教授となったが、皇帝に大学を追われた。革命後、新政府に協力し、ウラル・アルタイ地方、コラ半島の地質、鉱床の調査を行い、ペグマタイト、ダイヤモンド、燐{りん}、ニッケルなどの発見に功績をあげた。名著『地球化学』Geochemiya(1933〜39)で地球化学の体系化を行った。啓蒙{けいもう}書も多く、1955年にはフェルスマン選集が刊行されている。科学アカデミー会員。 <松原 聰>

日本大百科 ページ 54980