大余🔗⭐🔉振
大余
(だいよ)
ターユイ
中国、江西省南部の県。?江{かんこう}の西源である章水{しょうすい}の上流部、南嶺{なんれい/ナンリン}の一つの大?嶺{だいゆれい}の北麓{ほくろく}に位置する。西部と南部で広東{カントン}省と境する。人口26万5426(1994)。県政府所在地は南安鎮。唐代に大?県が置かれ、1957年大余県と改称された。米、サトウキビを産し、山地には馬尾{ばび}松、スギ、クス、タケが茂り、松脂{まつやに}の特産地である。地下資源はタングステンの埋蔵量が豊富なことで知られる。 <河野通博>
大洋🔗⭐🔉振
大洋
(たいよう)
ocean
大きな海、外海{そとうみ}。一般には太平洋、大西洋、インド洋、北極海、南極海(南大洋)をいう。大洋の一部を海{うみ}seaとよぶ。太平洋という大洋の一部分の縁海に日本海があるのはこの例である。付属海を含めた大洋、すなわち地球の全海洋は地球の表面積の70.8%を占め3億6105万8000平方キロメートル、全体積は13億7000万立方キロメートル、平均深度は3795メートルである。→海洋 <半澤正男>
大洋(村)🔗⭐🔉振
大洋(村)
(たいよう)
茨城県南東部、鹿島{かしま}郡にある村。1955年(昭和30)上島{かみしま}、白鳥{しらとり}の2村が合併して成立。東は太平洋の鹿島灘{なだ}、西は北浦に面する鹿島台地が大部分を占める。鹿島臨海鉄道大洗{おおあらい}鹿島線と国道51号、354号が通じ、鹿行{ろくこう}大橋で北浦対岸の北浦町と結ばれている。かつては製塩が行われ、第二次世界大戦前まで地引網漁業が盛んであった。現在はメロン、トマトなどの施設園芸のほか、ニンジン、ゴボウ、ミツバなどの野菜類が栽培され、輸出用グラジオラス球根の特産地である。気候温暖のため、80年代に別荘地が開発された。福泉寺{ふくせんじ}の木造釈迦如来{しゃかにょらい}立像は国指定重要文化財。人口1万0856。 <櫻井明俊>
【地】2万5000分の1地形図「鉾田{ほこた}」「武井」
【本】『大洋村史』(1979・大洋村)
日本大百科 ページ 38579。