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石臼🔗🔉

石臼 (いしうす) ものを破砕、粉化する石製の道具。中石器時代以来、全世界的に穀物、肉類、顔料をつぶすためのくぼみの深い石皿として使われる。日本の縄文時代の石臼は、厚みのある石を鉢状に深くくぼませたもので、堅果{けんか}類の粉砕に使われ、中部山岳地方の中期文化特有のものである。古墳時代の石臼は赤色顔料の精製に用いたものがある。上臼と下臼が対をなし上臼が回転して磨{す}りつぶす挽{ひき}臼は、古代オリエントのロータリーカーンや中国漢代の石磨{せきま}を起源として、日本には奈良時代に伝わり、室町時代から江戸時代にかけて普及し、五穀を粉にする農民の必需品であった。下臼に受け皿のある小型石臼は茶臼とよばれ、室町時代以来、抹茶{まつちや}生産に使われた。 <十菱駿武> 【本】三輪茂雄著『臼』(1978・法政大学出版局)

石打🔗🔉

石打 (いしうち) 新潟県南部、南魚沼{みなみうおぬま}郡塩沢{しおざわ}町の一地区。旧石打村。現JR上越線開通(1925)後は清水{しみず}トンネル越えの機関車の付け替え駅(石打駅)としてにぎわっていた。第二次世界大戦後、首都圏からのスキー客が上越線沿線に集まるようになると、石打はそのメッカとして駅の周辺には七つのスキー場が誕生し、年間100万人のスキー客を集めている。→塩沢(町) <山崎久雄> 【地】2万5000分の1地形図「越後湯沢{えちごゆざわ}」

日本大百科 ページ 3533