オオアブノメ
(おおあぶのめ)
【漢】大虻眼
【学】Gratiola japonica Miq.
ゴマノハグサ科の一年草。茎は太くて柔らかく、高さ10〜25センチ。葉は披針{ひしん}形で全縁。初夏、葉の腋{わき}に無柄の花をつける。花は白色筒状で長さ4、5ミリ。多くは閉鎖花である。?果{さくか}は球形。水田や湿地に生え、本州、九州、朝鮮、中国、ウスリーに分布するが、農薬の影響で日本ではほとんどみられない。この属は北半球の温帯に20種ほど知られ、日本にはカミガモソウが分布する。 <山崎 敬>
日本大百科 ページ 8246 での【オオアブノメ】単語。