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大東(町)🔗🔉

大東(町) (だいとう) 岩手県南部、東磐井{ひがしいわい}郡の町。1955年(昭和30)大原、摺沢{すりさわ}の二町と興田{おきた}、猿沢{さるさわ}、渋民{しぶたみ}の三村が合併して成立。JR大船渡{おおふなと}線、国道343号、456号が通じる。北上{きたかみ}高地の丘陵地帯で、南西部を砂鉄{さてつ}川が流れ、樹枝状の谷に沿って水田が開ける。古くから葉タバコ、養蚕が中心。近年は酪農、リンゴの栽培が盛んで、シイタケの生産は県内一を誇る。日本大学農獣医学部の実習用施設があり、畜産振興に期待が寄せられている。大原八幡{はちまん}神社の2月11日の「水かけ祭り」は厄落としの奇祭として知られる。仙台藩儒者芦東山{あしとうざん}(1697―1776)は渋民の生まれで、中国刑法の集大成『無刑録』を著した。人口1万8673。 <川本忠平> 【地】5万分の1地形図「陸中大原」「千厩{せんまや}」 【URL】[大東町] http://www.town.daito.iwate.jp/

日本大百科 ページ 38278 での大東単語。