コンスタンティノス🔗⭐🔉振
コンスタンティノス
(こんすたんてぃのす)
Constantinos / Konstantin
(826―869)ギリシア人宣教師。869年2月の永眠に先だつ50日前に修道士となり、以後キリル(キリロス)??????といった。コンスタンティノープル総主教の秘書となったが、身を引いて修道院にこもった。兄メトディオスとともにモラビア地方のスラブ人伝道に起用された。外交手腕、語学力、信仰心を買われたためであった。聖書、祈祷{きとう}書をスラブ語に訳した。スラブ人には文字がなかったのでグラゴリチックというスラブ最古の文字を考案した。このスラブ・アルファベットは、彼の名をとってキリル文字といわれ、現代のロシア文字の母体となった。この文字で書かれたスラブ最古の文献の言語を古代スラブ語、あるいは教会スラブ語という。→キリル文字 <田口貞夫>
日本大百科 ページ 24579 での【コンスタンティノス】単語。