いっ‐ち【一致】
1 (―する)二つ以上の物事が一つになること。心を合わせること。「意見(評価)が一致する」*浄・絵本太功記‐二日「たとへ一致に防ぐとも」
2 別のように思われるものなどが、実は同一であること。*梵舜本沙石集‐四・一「動静(どうじゃう)一致にして、法界性を全くす」
3 あたりまえの考え。ごく普通の道理。*浮・傾城禁短気‐四「気遣ひいたすも一致なれば」
4 「いっちは(一致派)」の略。
いっち‐だんけつ【一致団結】
多くの人が心を一つに合わせて、堅く結ばれること。
いっち‐は【一致派】
日蓮宗の一派。法華経二十八品の本門と迹門(しゃくもん)に説かれる理は一つであり一致したものであって、勝劣はないのだと説く一派。一致方。⇔勝劣派
いっち‐ほう【一致法】(‥ハフ)
(英method of agreement の訳語)ジョン=スチュアート=ミルが実験的研究法として挙げた五つの帰納法の第一のもの。すべての事例における共通要素のうち、偶然的なものを消去し、本質的な唯一の共通要素だけを残す方法。
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