するが‐や【駿河屋】🔗⭐🔉振
するが‐や【駿河屋】
江戸新吉原大門口にあった七軒の茶屋の一つ。江戸町一丁目の角にあった。
するが‐らん【駿河蘭】🔗⭐🔉振
するが‐らん【駿河蘭】
ラン科の常緑多年草。中国原産で鉢植えにして広く観賞され、多くの園芸品種がある。高さ三〇〜六〇センチメートル。葉は広線形でむらがって根生する。夏から秋にかけ、葉間から花茎をのばし淡紅緑色または黄緑色の褐色の斑点のあるシュランに似た花を十数個つける。漢名、建蘭。おらん。じらん。しまほうさい。
するが‐わん【駿河湾】🔗⭐🔉振
するが‐わん【駿河湾】
静岡県南東部の湾。石廊崎と御前崎とを結ぶ線を湾口とし、湾内には水深一〇〇メートル未満の石花海(せのうみ)と称する浅堆があり、あじ、鯖、鰹などの好漁場。清水、焼津などの良港がある。
ずるけ【狡け】🔗⭐🔉振
ずるけ【狡け】
ずるけること。なまけること。
ずる・ける【狡ける】🔗⭐🔉振
ずる・ける【狡ける】
〔自カ下一〕(「ずる(狡)い」の「ずる」の動詞化)しなければいけないことを、いやでしないでおく。義務・約束を怠る。なまける。また、ずるく立ち回る。横着する。*滑・続膝栗毛‐一二「店賃は少々ずるけてもかまはぬ」
ずる・ける🔗⭐🔉振
ずる・ける
〔自カ下一〕
1 結んであったものがゆるむ。ゆるんでだらしなくなる。*談・当世花街談義‐二「それはそれはずるけた形ふり」
2 腐ってずるずるになる。*伎・百千鳥鳴門白浪‐大序「たった一人の女房は、湿で体がずるけるし」
ずる・し【狡し】🔗⭐🔉振
ずる・し【狡し】
〔形ク〕⇒ずるい(狡)
するすみ【匹如・匹如身】🔗⭐🔉振
するすみ【匹如・匹如身】
(形動)親族、縁者がなくただ一人であること。とらわれるものがなく、身軽であること。無一物なこと。また、そのさま。するつみ。するつび。*徒然草‐一四二「世をすてたる人の、万にするすみなるが」
[補注]「スルスル身(=ツルツルの身)」で裸一貫で何も持たないかたちを表音的に表した語、「捨つる身」の変化した語、「磨臼身(するすみ)」とする説、「磨住」ですべてをなくしてしまって生活している意などといわれるが語源未詳。
する‐すみ【磨墨・摺墨】🔗⭐🔉振
する‐すみ【磨墨・摺墨】
(磨(す)って使うところから)書画に用いる墨。また、墨の色。
梶原景季が源頼朝から賜った名馬の名。寿永三年佐々木高綱の生
(いけずき)との宇治川の先陣争いで有名。



日本国語大辞典 ページ 11577。