すり‐がね【摺鉦】🔗⭐🔉振
すり‐がね【摺鉦】
円蓋状の小形の鉦。左手に持ち、小さなばちで鉦面をするように打ち鳴らす。歌舞伎や祭礼の囃子などに用いる。ちゃんぎり。当たり鉦。
すり‐からし【擦枯】🔗⭐🔉振
すり‐からし【擦枯】
(「すりがらし」とも)=すれからし(擦枯)
すり‐ガラス【磨硝子】🔗⭐🔉振
すり‐ガラス【磨硝子】
表面を金剛砂(こんごうしゃ)などですって不透明にしたガラス。つや消しガラス。消しガラス。くもりガラス。
すり‐かりぎぬ【摺狩衣】🔗⭐🔉振
すり‐かりぎぬ【摺狩衣】
いろいろな模様を摺染めにした狩衣。多く野外遊猟に着用した。
すり‐ぎ【擂木・摺木】🔗⭐🔉振
すり‐ぎ【擂木・摺木】
(「すりき」とも)=すりこぎ(擂粉木)1
すり‐きず【擦傷・擦疵】🔗⭐🔉振
すり‐きず【擦傷・擦疵】
物と物との摩擦によって生じた傷。特に、物にこすってすりむけた皮膚の傷。すれきず。擦過傷(さっかしょう)。
すり‐ぎぬ【摺衣】🔗⭐🔉振
すり‐ぎぬ【摺衣】
=すりごろも(摺衣)
すり‐きり【擦切・摩切・摺切・磨切】🔗⭐🔉振
すり‐きり【擦切・摩切・摺切・磨切】
1 布地など、物と物とを摩擦して切ること。また、そのようなきずのある物。
2 金・財産などをすっかり使い果たして無一物になること。また、そのような貧乏人。無一文。素寒貧(すかんぴん)。一文なし。
3 粉や粒状のものを、枡(ます)、茶わんなどの入れ物のふちと同じ高さにならして盛ること。
すり‐き・る【擦り切る・摩り切る・摺り切る】🔗⭐🔉振
すり‐き・る【擦り切る・摩り切る・摺り切る】
〔他ラ五(四)〕
1 物と物とを摩擦して切る。こすって切る。*滑・浮世風呂‐四「仏前にむかって、鉦をたたき立、数珠を摺切らうが」
2 金銭・財産などをすっかり使い果たす。無一文の貧乏人になる。*仮・昨日は今日の物語‐上「いかにもすりきりたる、連歌の上手あり」
〔自ラ下二〕⇒すりきれる(摩切)


すり‐き・れる【擦り切れる・摩り切れる・摺り切れる】🔗⭐🔉振
すり‐き・れる【擦り切れる・摩り切れる・摺り切れる】
〔自ラ下一〕
すりき・る〔自ラ下二〕物と物とが摩擦して切れる。または、減る。「すり切れた草履」

すり‐くず【磨屑】(‥くづ)🔗⭐🔉振
すり‐くず【磨屑】(‥くづ)
金属などの細工で、こすった時に出る細片。こすってできた細かいくず。
日本国語大辞典 ページ 11563。