しゅん【舜】🔗⭐🔉振
しゅん【舜】
中国古代の伝説上の聖天子。尭(ぎょう)と並称して「尭舜」という。虞舜(ぐしゅん)。
じゅん【旬】🔗⭐🔉振
じゅん【旬】
1 一〇日。特に、一か月を三分したときの、それぞれの一〇日間前後。一日から一〇日までを上旬、一一日から二〇日までを中旬、二一日から月末までを下旬という。
2 一〇年を一期とする時の称。「齢八旬に余る」
3 =しゅん(旬)4
●旬の試(し)
律令制の国学・大学で、一〇日ごとに博士が学生に課した試験。経書などの中の、千字につき一か所の三字を示して、読み方を暗誦させ、また二千字につき一条ずつ三条の講義を試み、二条通過すれば及第とした。旬試。
じゅん【巡】🔗⭐🔉振
じゅん【巡】
1 まわり。めぐり。一まわりしてまたくりかえす意にも用いる。
2 =じゅんしゃく(巡爵)
〔接尾〕ひとまわりした回数を表すのに用いる。まわり。めぐり。


じゅん【純】🔗⭐🔉振
じゅん【純】
(形動ナリ・タリ)
1 まじりけがないさま。純粋。
2 もっぱらなこと。専一なさま。純一。
3 自然のままで、つくりかざらないこと。いつわりのないさま。純朴。「純な心」
4 完備していること。完全なこと。また、そのさま。
〔語素〕(名詞などの上につけて)そのものだけで、また、その状態だけで、他の要素がまじらない意を添える。「純日本式」「純金」など。


じゅん【順】🔗⭐🔉振
じゅん【順】
1 (形動)正道に従うこと。理にかなっているさま。順道。⇔逆。*謡曲・蝉丸「是等はみないづれをか順と見、逆なりといはん」
2 (形動)動作ややり方などの順序が正しく適当であるさま。また、そのような順序。順当。⇔逆。「訳を言うのが順だ」
3 (形動)おとなしいこと。しとやかなさま。従順。*十善法語‐五「女人は順を以て道とす」
4 かたわら。あたり。ならび。*仮・似我蜂物語‐上「そろそろと座敷の順まで行」
5 あることが、順序を追って次々に行われるさま。順番。「に」を伴って副詞的に用いることもある。「順に並ぶ」*太平記‐一七「献酌(けんしゃく)順に下って」
6 論理学で、ある命題に対して、換位、換質、換質換位の操作を加えて、別の命題を作る場合、これらの別の命題に対して、もとの命題をさす。
●順の拳(こぶし)に外(はず)るな
(「じゅんのこぶし」は皆で拳を出し合うことか。一説に、「順の子節」の形で、宴席などで順々に歌などの隠し芸をすること)仲間はずれにならないようにせよの意。
●順の舞(まい)
列席者が、順々に歌や舞などの芸を披露すること。また、その芸。ずんのまい。
●順の峰入(みねい)り
天台系の本山派の修験者が、役行者(えんのぎょうじゃ)の入山を慕って、熊野から葛城(かつらぎ)・大峰を経て吉野へ出る行事。真言系の当山派の逆の峰入りに対する語。《季・春》
●順を追(お)う
順番に従う。次から次へと順番どおりに事がはこぶ。
日本国語大辞典 ページ 10411。