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おお‐ん【御・大御・大】(おほ‥)🔗🔉

おお‐ん【御・大御・大】(おほ‥) 〔接頭〕(「おおみ(おほみ=大御)」の変化したもの。「おほむ」とも表記。多く「御」と書かれるので、「おおん」か「おん」か判別できないが、平安時代のものは通常「おおん」であっただろうといわれる) 1 体言の上に付いて尊敬の意を表わす。 所属、所有の主を敬う場合。敬うべきお方の、の意を表わす。「おおんぐし」「おおん物語」など。*伊勢‐三九「そのみこうせ給ひておほん葬(はぶり)の夜」行為の対象を敬う場合。敬うべきお方への、の意を表わす。*源氏‐夕顔「例の随身ばかりぞありける。召せば、御こたへして起きたれば」 2 「おおん…」の…が省略されて名詞的に用いる。*源氏‐梅枝「対の上のおほむは、三種あるなかに、梅花花やかに今めかしう」

日本国語大辞典 ページ 2890 での御おほ‥単語。