おおき【大き】(おほき)🔗⭐🔉振
おおき【大き】(おほき)
〔形動〕(「多し」と同源。→おおきい・おおきな・おおきに
1 空間を占める容積、面積が大であるさま。*伊勢‐九「いとおほきなる河あり」
2 事が大がかりであるさま。おおげさであるさま。*源氏‐若菜下「おぼしめぐらしておほきなることどもし給はば」
3 心が広いさま。寛大。*源氏‐藤裏葉「おいらかにおほきなる心おきて」
4 恩徳、利益などが大であるさま。*大唐西域記長寛元年点‐五「景(オホキ)なる福を加へ」
5 程度がはなはだしいさま。ひどいさま。*竹取「おほきなるさはり」*大鏡‐三「おほきに腹立たせ給ひて」
〔接頭〕名詞の上につけて用いる。
1 大きい、また、偉大な、の意を添える。「おおき海」「おおき聖(ひじり)」など。
2 同官のうちの上位であることをあらわす。「おおきまつりごとびと」「おおきものもうすつかさ」など。⇔少(すな)い。
3 同位階のうちの上位であることを表わす。「おおきみつのくらい(正三位)」など。⇔従(ひろい)。
おおき‐さ(名)


日本国語大辞典 ページ 2759 での【大きおほき】単語。