おおい【大い】(おほい)🔗⭐🔉振
おおい【大い】(おほい)
〔形動〕(「大き」の変化。もとは形容詞連体形と推定される)大きいさま。
1 物の形の大きいさま。*源氏‐帚木「おほいなる籠(こ)にうちかけて」
2 物事の程度のはなはだしいさま。
盛大なさま。偉大なさま。立派なさま。*宇津保‐藤原の君「上野の御子の、おほいなるわざし給ふなるを」
重大なさま。重要なさま。*海道記「互の善知識大ひなる因縁あり」
数量や程度のはなはだしいさま。→大いに。
〔接頭〕人物をあらわす名詞の上に付いて、上位の人であることをしめす。
1 位官をあらわす語に付いて、従に対する正、少・中に対する大をあらわし、上位であることをしめす。「おおいもうちぎみ」など。⇔少(すな)い。
2 殿や君など、尊敬の意をしめす語の上に付いて、年長の人であることをあらわす。「おおいどの」「おおいぎみ」など。





日本国語大辞典 ページ 2735 での【大いおほい】単語。