●大なり小(しょう)なり🔗⭐🔉振
●大なり小(しょう)なり
(「大なれ小なれ」とも)大きいにしろ小さいにしろ。大小にかかわらず。ともかくも。*浄・曾我五人兄弟‐四「大なれ小なれ御身は曾我の世継也」
●大の男(おとこ)
1 大きな男。おおおとこ。
2 一人前の男。成人したりっぱな男。
●大の子(こ)
静岡県浜名郡地方で、小正月に豊産のまじないに用いる祝棒(いわいぼう)。
●大の字
⇒親見出し
●大の月(つき)
一か月の日数が、太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日ある月。すなわち太陽暦で、一・三・五・七・八・一〇・十二の各月。⇔小の月
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





日本国語大辞典 ページ 12520 での【しょう】単語。