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すりこ‐ぎ【擂粉木・摺粉木・摺子木】🔗🔉

すりこ‐ぎ【擂粉木・摺粉木・摺子木】 1 すりばちに入れた穀類などを、おしつぶしこすって粉状にするのに使用する先の丸い棒。一般に、山椒の木でつくる。あたりぎ。すりぎ。ますぎ。まわしぎ。めぐり。めぐりこぎ。連木(れんぎ)。 2 (味噌を1ですりつぶして作るところから)味噌汁。 3 (頭をまるめたかたちが1の頭部に似ているところから)僧を軽蔑し、ののしっていう語。みそすり坊主。転じて、人を軽蔑しののしるのにも用いた。「すりこぎ坊主」 4 (1にかたちが似ているところから)男根。 5 (1は使用するにしたがって、短くなり、ついには使いものにならなくなるところから)少しも進歩しないでかえって退歩する人間を軽蔑していう。 ●擂り粉木で=芋(いも)を盛(も)る[=腹(はら)を切(き)る] (丸い棒で、丸い芋を皿に盛りつけようとしてもできないの意)不可能なことのたとえ。杓子で腹を切る。

日本国語大辞典 ページ 11564 での擂粉木単語。