ホーナイ 【ホーナイ】
Horney, Karen(1885-1952)
ドイツに生まれ,医師となり,ベルリンで
精神分析の訓練を受ける。後にアメリカに移住し,
新フロイト派の中心メンバーとなる。
S. フロイトの生物学主義を批判し,
神経症は社会・文化的要因の産物であり,人間関係における孤立感・無力感によって引き起こされるものであると主張した。そして,その孤立感・無力感の源泉を,個人が最早期に母親との間で体験する「基本的不安」(basic anxiety)に求め,人の
パーソナリティ形成における
対人関係の重要性を強調した。
→vid.文献
◆弘中正美