サリヴァン 【サリヴァン】
Sullivan, Harry Stack(1892-1949)
アメリカの精神科医で
新フロイト派の中心メンバーである。重症の
精神分裂病患者,とりわけ
破瓜はか型分裂病者に対する
精神療法の成功で伝説的な名声を得た。
精神医学を対人関係論として捉え,患者の精神病理の理解や治療に
対人関係の視点を導入した。観察者としての治療者は自らの存在の影響を排除して患者を観察することはできないという「関与しながらの観察」(participant observation)の概念はよく知られている。
→vid.文献
◆弘中正美