報酬訓練 【ホウシュウクンレン】🔗⭐🔉振
報酬訓練 【ホウシュウクンレン】
reward training
逃避訓練,回避訓練,
除外訓練等とならぶ道具的条件づけの基本型の一つであり,
報酬を用いて
反応を強める
訓練をいう。たとえば,走路を走り目標箱に到達するという反応を餌によって強める訓練や,
スキナー箱内のレバーやキーなどの
操作体を操作するという反応に対して餌や水等を与えることによってその出現頻度を高める訓練等がこれに相当する。前者の走路等を用いた訓練では,反応することが可能である試行(trial)と反応することが不可能である試行間間隔(inter-trial interval ; ITI)が明確に分離されているので,それらは離散試行(discrete trial)型とよばれる。これには,
直線走路,
問題箱,
迷路,
ラシュレー跳躍台あるいは,試行の明確化された
強化スケジュールを用いた訓練等が相当する。一方,後者のスキナー箱等を用いた訓練では,訓練の単位となる明確な試行というものは存在せず,つねに反応することが可能にされていることが多く,それらは自由反応(free operant)型とよばれる。これには,試行が明確化されていない強化スケジュールを用いた
オペラント条件づけの大部分が相当する。
→オペラント条件づけ →逃避学習 →回避学習 →除外訓練 →直線走路 →問題箱 →迷路[A] →ラシュレー跳躍台 →強化スケジュール →報酬
◆高橋雅治












心理学辞典 ページ 2029。