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舞踏病     【ブトウビョウ】🔗🔉

舞踏病     【ブトウビョウ】 chorea  首を振ったり曲げたり,顔をしかめたり,舌を出したり,腕を振ったり,くねくねと踊るように歩いたりなど,多彩な不随意な運動が起きる神経疾患で,小舞踏病とハンチントン舞踏病とがある。小舞踏病は小児のリウマチ熱の際などにみられるもので,それに対してハンチントン舞踏病は成人にみられる遺伝性の変性疾患である。ともに大脳(基底)核の障害のために不随意運動が生ずるものである。 ◆丹羽真一

ブートストラップ     【ブートストラップ】🔗🔉

ブートストラップ     【ブートストラップ】 bootstrap  一般には,与えられた情報のみに基づいてシステムを動作させる,あるいは与えられた情報を評価することを意味する。たとえば,計算機科学では,ブートストラップとは計算機を立ちあげることである。統計的には分布を仮定しないで標本から復元抽出により母集団を構成することを意味する。パラメータ推定において複数のパラメータを交互に反復的に推定することをブートストラップとよぶこともある。 ◆宮埜壽夫

不能     【フノウ】🔗🔉

不能     【フノウ】 →インポテンス

負の強化     【フノキョウカ】🔗🔉

負の強化     【フノキョウカ】 negative reinforcement  [1] ある反応に対して,電気ショックや強大音など,逃避反応を引き起こす強化刺激を呈示すること。  [2] スキナー実験的行動分析の立場にあっては,オペラント行動に対して負の強化刺激を随伴的に消失させることにより,当該オペラント行動の生起頻度を増大させる操作およびその過程。たとえば,ネズミがレバーを押す(オペラント行動)と電気ショック(負の強化刺激)が中断するという条件では,このレバー押し反応は増大する。なお,[1]の操作により当該反応の生起頻度が減少するとき,それは正の罰(positive punishment)とよばれ,負の強化とは区別される。 →オペラント条件づけ →強化 →正の強化 ◆山田恒夫

心理学辞典 ページ 1919