弱視 【ジャクシ】🔗⭐🔉振
弱視 【ジャクシ】
partially sighted
視覚障害のうち,視覚(刺激)を用いた指導,教育が可能であるが,弱視レンズを用いたりモニターを用いて文字を拡大するなど,教育,指導のうえで特別の配慮が必要とされる程度のものをいう。
視力によって分類すると,矯正視力が0.02以上0.3未満のものを一般的に弱視とよんでいる。0.02未満のものは,
盲として区分している。以前は盲と弱視の中間的な状態を半盲あるいは準盲とよんでいたこともあったが,現在では使われなくなった。弱視児・者の指導において最も重要なものの一つが視覚管理であり,なかでも保有視力の保護があげられる。かなりの割合の弱視児・者が徐々にあるいは急速に視力を失っていき,やがて失明するものもいる。その原因のすべてが必ずしも予防できるものではないが,外力による網膜剥離などは明らかに不注意によって生じるものであり,周囲の注意や環境の調整によって予防可能であり,周囲の人間がそういった知識をもつことが必要である。
→視覚障害
◆杉山雅彦



心理学辞典 ページ 969 での【弱視 】単語。