失見当 【シツケントウ】
disorientation
見当識,すなわち時間,場所,人物(自分や他人),状況に関する見当(orientation)の障害。
ヤスパースは,高度の
記銘障害による健忘性失見当,
意識は清明だが
妄想があるために世界に二重の意味を有する妄想性失見当,抑うつ性などの意識低下による無感情性失見当,
意識障害による意識混濁性失見当の四つを区別する。また
脳の局所的損傷により視空間失認や
相貌失認などの選択的な失見当が生じることがある。
→見当識 →失認
◆増井透
心理学辞典 ページ 897 での【失見当 】単語。