交連線維 【コウレンセンイ】🔗⭐🔉振
交連線維 【コウレンセンイ】
commissural fibers
左右の
脳を結ぶ線維群をいう。おもな交連線維に
脳梁と前交連がある。脳梁は,
大脳皮質間を結ぶ最大の交連線維で,左右の皮質領野の対称的な部位を相互に連絡する。前交連は,左右の辺縁皮質および
側頭葉皮質を結ぶ。
てんかん発作の半球間拡延を抑える外科的治療として脳梁と前交連の切断(commissurotomy)が行われる。このような脳を
分離脳とよび,分離脳患者の研究により左右の脳の機能の非対称性が明らかにされた。他の交連線維に,脳弓交連,海馬交連,後交連(上丘と視蓋前域から他側の上丘・視蓋前域や動眼神経核への線維束),手綱たづな交連などがある。さらに,左右を結ぶものとして視床間橋きようや
視床下部の前下部,さらにその前の
終板などがある。
→脳梁 →てんかん →ラテラリティ
◆靱負正雄








心理学辞典 ページ 689 での【交連線維 】単語。