恒常度指数 【コウジョウドシスウ】🔗⭐🔉振
恒常度指数 【コウジョウドシスウ】
index of perceptual constancy
知覚的恒常性の程度を指数として表したもの。いくつかの指数が提案されているが,最も欠点が少ないといわれるザウレス(Thouless, R. H.)の恒常度指数 Z では,Z=(log S−log P)/(log W−log P) によって恒常度が表現される(W:
標準刺激の
遠刺激的特性に基づいて得られた比較刺激の値,P:標準刺激の
近刺激的特性に基づいて得られた比較刺激の値,S:比較刺激の
主観的等価点 PSE)。遠刺激に基づいて比較刺激が得られた時(完全な恒常性)には Z は1になり,近刺激に基づいて比較刺激が得られた時(無恒常性)には Z は0になる。ザウレス指数の公式を簡便にして,R=(S−P)/(W−P) によって恒常度を表すことも多い。これは
ブルンスウィックの恒常度指数とよばれる。
→恒常現象 →大きさの恒常性
◆東山篤規





心理学辞典 ページ 640 での【恒常度指数 】単語。