桿体 【カンタイ】
rod
視覚系の
受容器である視細胞の一種。感光色素として
視紅(ロドプシン)を含む。その形態から桿体(杆体とも書く)の名がある。桿状体,棒細胞などともよばれる。視細胞は
視覚刺激である光を電気的信号に変換するという重要な役割を果たす。視細胞には
錐体と桿体の2種類があって,それぞれ異なった条件下で働く。桿体は
暗所視の役割を担っている。
網膜の
中心窩かには存在せず,傍中心窩で最も分布密度が高い。片方の眼球中に約1億2000万個存在する。
→受容器 →光受容器 →視紅 →錐体 →暗所視 →網膜 →中心窩
◆日比野治雄