感覚野 【カンカクヤ】
sensory area
種々の質の異なる
刺激が与えられると,それぞれ特有の
感覚の
受容器が
興奮する。その信号がそれぞれの
神経系を通って
大脳皮質に投射される。この投射された部位を感覚野あるいは感覚投射野(第一次感覚野)という。この局在地図を調べるのに,通常,身体末梢を刺激して大脳皮質で
誘発電位を測定する。
視覚系の
網膜にある受容器(視細胞)は
後頭葉に,
聴覚系の内耳の受容器は
側頭葉に,
触覚などの
体性感覚系の受容器は
頭頂葉のある限定された部位に感覚野をもつ。我々は大脳皮質の異なる部位に到達した信号に基づいて感覚
モダリティの違い(感覚経験の違い)を経験する。
→感覚 →受容器 →大脳皮質
◆和気典二
心理学辞典 ページ 353 での【感覚野 】単語。