カテコールアミン 【カテコールアミン】🔗⭐🔉振
カテコールアミン 【カテコールアミン】
catecholamine
カテコールはベンゼン核に二つの水酸基が隣り合って結合した化合物のことをいう。カテコールアミン(カテコラミン)はアミノ酸のチロシンを原料として生合成される。生体内で活性をもつカテコールアミンは
ドーパミン,ノルアドレナリン,
アドレナリンの3種である。脳内の
神経伝達物質としてはドーパミンとノルアドレナリンが重要である。ドーパミン神経経路は主として黒質と腹側被蓋,ノルアドレナリン神経経路は青斑核と外側被蓋野におのおの起始細胞が存在し,そこから
脳の広範囲な領域に線維を投射している。カテコールアミン作動性のニューロンは覚醒水準,脳の
報酬系,
情動,運動調節などに密接に関与しており,精神活動に重要な役割を果たしている。
→ドーパミン →モノアミン
◆池上司郎






心理学辞典 ページ 331 での【カテコールアミン】単語。