アセチルコリン 【アセチルコリン】🔗⭐🔉振
アセチルコリン 【アセチルコリン】
acetylcholine ; ACh
神経伝達物質の一つで,作用速度の速いニコチン性作用と作用速度の遅いムスカリン性作用をもつ。
末梢神経系ではニコチン性作用は骨格筋の神経筋接合部,自律神経節などの受容体でみられ,ムスカリン性作用は
副交感神経系の受容体でみられる。心臓抑制,血管拡張,胃腸のぜん動,発汗などの作用を有す。アセチルコリンを産生し,神経終末から放出するニューロンをコリン作動性ニューロンとよぶ。哺乳類の
中枢神経系においては,コリン作動性神経はマイネルト基底核から
大脳皮質,内側中隔・対角帯核から
海馬,脚橋核・背外側被蓋核から
視床と前頭皮質,内側手綱核から脚間核へ投射する神経経路,および
線条体,
脳幹,
脊髄など
脳の広範囲な領域に存在している。
学習,
記憶,
注意,
覚醒などの脳機能に関与していると考えられている。
→アトロピン →神経伝達物質
◆池上司郎















心理学辞典 ページ 24 での【アセチルコリン】単語。