ワトソン 【ワトソン】🔗⭐🔉振
ワトソン 【ワトソン】
Watson, John Broadus(1878-1958)
行動主義の提唱者。アメリカのサウスカロライナ州グリーンヴィルに生まれる。ファーマン大学でM. A., シカゴ大学で心理学における最初のPh. D. を1903年に取得,博士論文は Animal Education(1903)として出版。大学に残り
エンジェルの助手をつとめながら,ラットやサルの研究に従事し,現在の行動生物学にあたる研究を鳥類について行った。08年からジョンズ・ホプキンズ大学で実験および比較心理学の教授。13年,Psychological Review 誌に行動主義的心理学のプランを明らかにした。その後,子どもや大人の
学習について実験的研究を始め,その成果を20年に発表している。同年大学を辞した後広告業界に転身。ヒトとそれ以外の動物とを同一の地平におき,公共性をもつ客観的データとしての
行動を強調した考え方は,アメリカでの心理学の動向に決定的な影響を与えた。
→vid.文献
◆坂上貴之




心理学辞典 ページ 2314 での【ワトソン】単語。