欲求 【ヨッキュウ】🔗⭐🔉振
欲求 【ヨッキュウ】
need
人間が内外の
刺激の影響を受けて
行動を駆り立てられる過程(
動機づけ)を表す言葉の一つで,行動を発現させる内的状態をいう。要求とよばれることもある。欲求は,
一次的欲求(生理的欲求)と
二次的欲求(社会的欲求)に分けられる。前者は,渇き・空腹・性・睡眠・呼吸・苦痛回避など,生命の維持のために身体的・生理的に必要で欠くことのできないものをさし,後者は,達成・親和・依存・承認・攻撃など,後天的に
学習されたものをいう。
マレーは,社会的欲求のあり方そのものが人格を表現するものと考え,そのリストを作成した。
EPPSはこれに基づいてエドワーズ(Edwards, A. L.)が作成した性格検査である。社会的欲求は生理的欲求を基礎にして形成されるものであるが,やがて両者は独立し,生理的欲求の満足を犠牲にしても社会的欲求の満足を求めることがある。これを
G. W. オルポートは,
機能的自律性とよんでいる。
→一次的欲求 →二次的欲求 →動機づけ →フラストレーション →欲求階層説 →EPPS →機能的自律性
◆安藤清志










心理学辞典 ページ 2209 での【欲求 】単語。