網膜像 【モウマクゾウ】
retinal image
眼球の光学系(
角膜,
水晶体)によって,
網膜上に結ばれる像。網膜像の大きさは,対象との距離に反比例して小さくなる。しかし,実際の知覚現象は,網膜像の大きさのみによって規定されるわけではなく,実際の対象の大きさ,網膜像の大きさ,主観的な
見えの大きさなどと複雑に関係する。実際の網膜像の大きさは測定が困難であるため,
視角をもって網膜像の大きさとすることが多い。
→眼 →視角 →大きさ・距離の不変仮説 →大きさの恒常性 →見えの大きさ
◆佐藤隆夫
心理学辞典 ページ 2132 での【網膜像 】単語。