網様体 【モウヨウタイ】
reticular formation
中枢神経のなかで
白質と
灰白質が入り混じっている部分で,染色して顕微鏡で見ると網目状構造に見える。網様体は
延髄,
橋きよう,
中脳にかけて広く分布している。
脳幹網様体は上行性伝導路からの側枝を介して感覚性入力を受け取り,
視床の中心部や視床腹部を経て
大脳皮質の広範な部位に投射しており,
脊髄にも線維連絡がある。また,大脳皮質,
小脳からも網様体に入力がある。網様体には
呼吸中枢,血管中枢(昇圧中枢,減圧中枢),
網様体賦活系・抑制系がある。
→脳 →網様体賦活系 →網様体抑制系 →白質 →灰白質
◆浜村良久
心理学辞典 ページ 2132 での【網様体 】単語。