音 【オト】🔗⭐🔉振
音 【オト】
sound
物理的には音波(発音体の振動が周囲の媒質を進行するとき生ずる疎密波)を意味し,心理的には音波によって起こされる聴覚的感覚を意味する。
周波数,
音の強さ,音圧などは音の物理的性質を表す語であり,音の三要素とよばれる
音の高さ,
音の大きさ,
音色などは感覚上の性質を表す用語である。音源の振動を耳に伝えるための媒質はふつう空気であるが,液体や固体の場合もある。物体の振動のすべてが音として聞こえるわけではない。人間が聞くことのできる範囲を
可聴範囲または聴野という。また,個人差が大きく,年齢とともに感受性は低下する。音は,周波数成分がただ一つしかない
純音と,周波数成分を2個以上もつ
複合音に大別される。周波数成分が倍音関係にある
楽音と,そうでない非楽音とに分類されることもある。
→純音 →複合音 →上音 →雑音 →楽音 →周波数 →可聴範囲 →騒音 →音の高さ →音の大きさ →音の強さ →音色 →音声
◆中村敏枝









心理学辞典 ページ 208 での【音 】単語。