味覚嫌悪条件づけ 【ミカクケンオジョウケンヅケ】🔗⭐🔉振
味覚嫌悪条件づけ 【ミカクケンオジョウケンヅケ】
taste aversion conditioning
初めての食べ物を食べたあとで,体の調子が悪くなれば,その食べ物の味を長く記憶にとどめ,二度と同じものを口にしない。この現象は,1回の食経験により獲得される学習効果であり,我々が日常の食生活で示す好き嫌いや
偏食のもとにもなっている。動物実験においても,容易にこの
学習を獲得させることができる。すなわち,未経験の味を有する溶液(
条件刺激 CS)を摂取させたあとで,胃腸障害を引き起こしたり,嘔吐中枢を刺激する薬物(
無条件刺激 US)を注射すると,動物はCSとUSの結びつきを学習し,次にCSを与えてもその味を手がかりとして摂取を拒否する。CSはUSに先行する必要があり,この学習は古典的な
条件づけ学習と相同であることから,条件づけ味覚嫌悪とか,味覚嫌悪学習ともよばれる。
→ガルシア効果
◆山本隆





心理学辞典 ページ 2088 での【ミカクケンオジョウケンヅケ】単語。