末梢神経系 【マッショウシンケイケイ】🔗⭐🔉振
末梢神経系 【マッショウシンケイケイ】
peripheral nervous system
脳や
脊髄と全身の各末梢部を結ぶ神経線維の束で,(1)中枢神経内に起始細胞をもち,中枢からの情報を全身の筋肉に伝える
運動ニューロン,(2)皮膚や
感覚器からの情報を感覚性神経節を介して中枢に伝える感覚ニューロンがあるが,(3)両者が混合した神経束もある。
末梢神経のうち,脳に出入りする視神経(
網膜),嗅神経(嗅粘膜),動眼神経(眼球運動筋の運動),滑車神経(目の上斜筋),三叉神経(顔面の皮膚・粘膜の感覚),外転神経(目の外直筋),顔面神経(顔面筋の運動,舌の
味覚),内耳神経(
聴覚,
平衡感覚),舌咽神経(舌と咽頭の感覚,蓋と咽頭の運動),迷走神経(咽頭や喉頭の感覚・運動,胸腹部の血管や内臓の調節),副神経(胸鎖乳突筋,僧帽筋),舌下神経(舌筋の運動)を
脳神経とよび,脊髄に出入りする頸神経8対,胸神経12対,腰神経5対,仙骨神経5対,尾骨神経1対を
脊髄神経とよぶ。嗅神経・視神経は末梢神経に含めないこともある。
→神経系 →中枢神経系 →神経節 →脳神経 →脊髄神経 →運動ニューロン
◆浜村良久










心理学辞典 ページ 2070 での【末梢神経系 】単語。