扁桃核 【ヘントウカク】
amygdala
扁桃体(amygdaloid body)ともいう。
大脳辺縁系の主要な核群で側脳室の下角の前端にある。扁桃(アーモンド)に似ることからこの名がある。辺縁系のなかでは
視床と最も強い結合をもつ。
本能行動,
情動行動,自律神経機能の発現に関与すると考えられている。求心性線維を
嗅球,
梨状葉,視床,
視床下部,尾状核,
大脳皮質の
連合野,
側頭葉などより受け,遠心性線維を
視索前野,
中隔,側座核,視床,視床下部などに送っている。
→大脳辺縁系 →視床
◆村上富士夫
心理学辞典 ページ 2015 での【扁桃核 】単語。