ヘッブ 【ヘッブ】🔗⭐🔉振
ヘッブ 【ヘッブ】
Hebb, Donald Olding(1904-85)
カナダに生まれ,ダルフージー大学卒業後,多くの大学を転任した後,マッギル大学の心理学教授となった。主著として,『行動の機構』(1949)と『行動学入門』(1958)の名著がある。生理心理学,特に,
脳のなかであるいは生体のなかで現実として起こっている可能性があるもの以外は説明理論として認めないという立場から,卓越した理論的考察を残した。たとえば,
行動に関して,「行動とは公共的に観察可能な筋ないし外分泌腺の活動である」という定義を示したり,
ラシュレーの
量作用説に対して反証を示したりした。今日まで大きな影響を残しているものとして,
記憶・
学習のメカニズムとして提出したヘッブの可塑性シナプスの法則がある。
→vid.文献
◆投石保広






心理学辞典 ページ 1999 での【ヘッブ】単語。