ピアジェ 【ピアジェ】🔗⭐🔉振
ピアジェ 【ピアジェ】
Piaget, Jean(1896-1980)
フランス語圏スイスの出身。十代で
ベルグソンの『創造的進化』に出会い,認識の生物学的説明に一生を捧げる決心をした。実験的基礎のないベルグソンの議論には満足できず,生物学と認識分析の間に哲学ではない何かが必要であると感じ,その何かを心理学に見出そうとした。チューリッヒついでパリで心理学を学んだ後,1921年以降,ジュネーヴを本拠地に
知能の構造を明らかにするための
児童心理学研究を続け,かたわら科学史における観念の
発達と子どもにおける観念の発達を並行させて研究した。50年『発生的認識論序説』全3巻を著し,科学としての認識論を構築した。学際的研究の必要から,55年には発生的認識論国際センターをジュネーヴ大学に創設し,物理学者や論理学者など諸科学の専門家と心理学者の共同研究により,理論的検討と実験的分析を同時に進めた。死の直前まで続けられたこの研究成果は『発生的認識論研究紀要』全37巻(1957-80)を中心に出版された。
→発生的認識論
→vid.文献
◆大浜幾久子




心理学辞典 ページ 1822 での【ピアジェ】単語。