脳性マヒ 【ノウセイマヒ】🔗⭐🔉振
脳性マヒ 【ノウセイマヒ】
cerebral palsy
脳損傷に起因する運動機能のマヒや運動機能の不全状態。リットル(Little, W. J.)が初めて記載した症状。一般的には,受胎から新生児期間に生じた
脳の非進行性の病変に基づく永続性の運動機能や姿勢の障害をいう。成熟に伴い改善する可能性のある運動発達遅滞は除く。脳性マヒの発生頻度は出生1000人に対して1〜5人といわれている。脳性マヒを引き起こす脳損傷の原因で頻度の高いのは
周産期や出生期の異常や疾病で,未熟産,感染症,外傷,低酸素症,低血糖症,高ビリルビン血症などが指摘されている。遺伝子病や放射線照射による影響や痙攣障害による後遺症の場合もある。運動マヒの状態や特徴によって,(1)弛緩型,(2)痙直型,(3)強剛型,(4)振戦型,(5)アテトーゼ型,(6)失調型,(7)混合型に臨床的に分類される。脳の運動機能以外の他の機能(
感覚,
言語,
知能など)の障害を併発する場合もある。薬物治療や整形外科的治療や
リハビリテーション治療が行われている。
→動作訓練 →肢体不自由児
◆坂爪一幸







心理学辞典 ページ 1726 での【ノウセイマヒ】単語。