内分泌 【ナイブンピツ】🔗⭐🔉振
内分泌 【ナイブンピツ】
internal secretion
ホルモン分泌のこと。
ホルモンはおもに
内分泌腺から血中に分泌され,血管を通って標的細胞の受容体と結合し,サイクリックAMP,ジアシルグリセロールなどの
セカンド・メッセンジャーの濃度変化や,mRNA(
メッセンジャーRNA)の転写の誘導を介して,細胞の機能を活性化または抑制する情報を伝える。ホルモンは生体の機能を調節し,恒常性(
ホメオスタシス)を維持し,生体を
ストレスに適応させる働きをしている。
内分泌の調節機構には,(1)
視床下部が各種の放出ホルモン,抑制ホルモンを下垂体門脈に分泌し,
下垂体ホルモンの分泌を調節する,(2)自律神経による調節,(3)負の
フィードバックによる調節などがある。たとえば,視床下部の傍室核内側で分泌された
ACTH放出ホルモン(CRH)は下垂体前葉からACTHを分泌させ,ACTHは視床下部に働いてCRHの分泌を抑制する(短経路フィードバック)とともに,
副腎皮質からコルチコイドを分泌させる。コルチコイドは視床下部と下垂体前葉に働いてCRHとACTHの分泌を抑制する(長経路フィードバック)。
→ホルモン →内分泌腺 →下垂体 →副腎皮質 →アドレナリン →ACTH →視床下部 →神経分泌 →ホメオスタシス
◆浜村良久











心理学辞典 ページ 1661 での【内分泌 】単語。