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内因性精神病     【ナイインセイセイシンビョウ】🔗🔉

内因性精神病     【ナイインセイセイシンビョウ】 endogenous psychosis  精神病を発病原因により分類したとき,個人の素因が主たる発病原因であると考えられる精神病のことを内因性精神病とよぶ。用語を正確に用いると,精神病というのは現実検討能力が障害され現実と非現実の区別がつかない状態の精神疾患のことである。しかし慣用的に内因性精神病という時には,そのように厳密に用いるというよりは大雑把に精神疾患という意味で用いられている。原因による精神病の慣用的な分類によると,精神病には内因性精神病のほかに外因性精神病心因性精神病をあげることができる。慣用的診断体系によれば,内因性精神病には精神分裂病非定型精神病および躁うつ病が含まれる。内因性精神病の場合には個人の素因が主たる発病原因であると考えられると上に述べたが,内因性精神病の発病機序は「脆弱性―ストレス」モデルという形で考えられている。素因とはこのモデルでいう脆弱性のことであり,それはの働き方の特性によって規定される心理的な特性のことである。疾患により異なるが,その疾患に特有な心理生物学的な特性をもつ個人が,ストレスを引き起こす環境で生活していると,ストレスに適切に対処できず,その疾患に特有な症状を引き起こすものと説明される。 →精神病 →精神分裂病 →非定型精神病 →気分障害 →ストレス ◆丹羽真一

心理学辞典 ページ 1650 での内因性精神病     単語。