ドーパミン 【ドーパミン】🔗⭐🔉振
ドーパミン 【ドーパミン】
dopamine
カテコールアミン系の
神経伝達物質で,ノルアドレナリンと
アドレナリンの前駆物質である。末梢神経においては心臓収縮強化による血圧上昇と腎血流増加の作用をもつ。
脳においてはドーパミンを産生する細胞は黒質と腹側被蓋に高密度に存在し,その線維を
線条体,側座核,前脳辺縁系などに投射している。黒質―線条体のドーパミン経路は協調運動の調節に関与しており,その障害は
パーキンソン病の原因となる。その他,脳の
報酬系,
情動,覚醒レベルなどの精神活動に関わっており,ドーパミンの代謝異常が
精神分裂病の一因となっているとする仮説も提唱されている。
→ドーパミン仮説 →神経伝達物質
◆池上司郎









心理学辞典 ページ 1642 での【ドーパミン】単語。