電気痙攣療法 【デンキケイレンリョウホウ】🔗⭐🔉振
電気痙攣療法 【デンキケイレンリョウホウ】
electroconvulsive therapy
精神科身体療法の一つで,電気ショック療法ともいう。約100Vの交流電流を1〜4秒間,頭部に通電する。施行は連日または隔日,10回が標準である。対象は,他の治療法が無効で,自殺や他害行為の危険のある
精神分裂病,躁病,うつ病などで,効果が早く有効性が高い。頭痛,きわめてまれに脱臼,骨折などの合併症は,近年,筋弛緩剤を用いた痙攣抑制法により防ぎうるようになり,老人へも適応を広めた。健忘や人権上の理由からこの療法への反対意見もあるが,有効な治療法である。
→インシュリン・ショック療法
◆太田耕平

心理学辞典 ページ 1583 での【電気痙攣療法 】単語。