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DSM     【ディーエスエム】🔗🔉

DSM     【ディーエスエム】 Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders  アメリカ精神医学会(APA)の精神疾患の診断・統計マニュアルであり,DSM-(1952),DSM-(1968),DSM-(1980),DSM--R(1987)と改訂を重ね,現在は1994年に発表されたDSM-が用いられている。第3版に至り,操作的診断基準が設定され,また多軸評定システムが採用されたこともあり,アメリカ国内のみならず世界的に非常に広く用いられるようになった。操作的診断とは,臨床像の記述により各精神障害を定義し,複数の特徴的病像が認められるかどうかで診断をくだす方法であり,診断の客観性・公共性を高めることができる。多軸評定システムでは,(1)臨床的障害,(2)人格障害・精神遅滞,(3)一般医学的状態,(4)心理社会的および環境的問題,(5)機能の全般的評定,の五つの側面から生物・心理・社会的に評定を行う。 →国際疾病分類《APA1980,87,94→vid.文献 ◆熊野宏昭

心理学辞典 ページ 1546 でのDSM     単語。